2008年9月6日
SS900の車検の前に、ガンマの点検を済ませておきます。ちなみに、詳しくチェックしている方はおわかりでしょうが、ウチのガンマは、秋に12ヶ月点検、春先に6ヶ月点検、というサイクルで運用しています。消耗品の定期交換は、春先の6ヶ月点検時、パーツの取り寄せが必要な交換は秋の12ヶ月点検時、っていうスタイルで行こうかと思っています。
また、今度の12ヶ月点検と合わせて、キャブのOHをしてもらおうと思っています。
(自分でやらない)
ノーマルセットでインナーパーツは発注済・到着済。
気圧が下がったときにぐずる症状が改善されるといいなと思っています。
富士山の五合目とか、ある程度以上の高地はしょうがないと思ってるけど中央道とか箱根はもうちょっとマシになってほしい。
自分でメンテする場所と時間がありません。
金額は、そうですね。心配です(笑)。
前から気になっていた部分のラストがキャブなワケですが、そろそろサスも渋くなってきたかなあと(苦笑)。
キャブをやるともう手を入れていない部分はないって感じで、よく考えると、エンジンOHのあたりで、全バラ→再組み立てっていう道もあったのではないか、と思うのでした。まあ、その当時は、エンジンメチャクチャだったらどうしよう、みたいな部分もあったので必然と言えば必然ですか。
箱根の峠とか、中央道とか、標高の高いところに行って、
「風が涼しいな」
と思ったとたん、9000rpm~10000rpmからアクセルオフするとぐずついてしまいます。
ウチのガンマ、残すところはキャブだけなので、キャブOHとジェット類リフレッシュを行ったらどうかなあ、と思うわけでして。
オールシーズンを1つのセッティングで乗り切る位のマージンを残した設定でいいかなあ、
と思っていますが、季節に合わせてセッティングを変えるのも楽しいですよね。
L型のノーマルなら 250 270で良かったような・・・
パーツカタログでは
250 260
サービスガイドでは
250 270
なんですよね。
ところが、パーツカタログでは
270
のメインジェットがなくて、品番が拾えないんで
250 260
にしました。
オプションとして、リストの後ろの方に載ってるのも、なぜか270だけとんでるんですよね。元々は270で、オプションじゃなかったのがM型以降と統合されて、270がリストから漏れてしまったのではないか、と思わなくもないです。なお、SP用のパーツリストによると270の品番は09491-54002だそうです。
一応、RUNでも確認しながらとってくれたみたいなんで、現状はこれがノーマルということのようです。
VJ22Aのキャブのジェット類をサービスガイドとカタログから拾ってみました。ちなみにP/Rは22番のパワージェットがなくなります。
(セッティングはノーマルでいいかと)
カタログの図の中の番号
16-1 メインジェット MJ 左250 09491-50008 ×1
16-3 メインジェット MJ 右270 09491-52001 ×1
46-1 メインエアージェット MAJ 0.6 09493-60004 ×2
12-1 ジェットニードル JN 左6FL85-55-3 13383-22D00 ×1
12-2 ジェットニードル JN 右6FLD86-56-3 13383-22D10 ×1
15 ニードルジェット NJ O-9(597) 09494-00615 ×2
14 パイロットジェット PJ 27.5 09492-27003 ×2
パワージェット PWJ 左60 該当なし
22 パワージェット PWJ 右50 09491-50006 ※パーツカタログではこれを2つとなっています
ホース内0.7
あと、消耗品っぽいの
17 13370-22D00 2 バルブアッシ、ニードル
18 13374-44080 2 Oリング
4 13251-26C00 2 Oリング
20 13250-12C00 2 フロート
23 13672-12C00 2 ガスケット、フロートチャンバ
39 09493-26004 2 ジェット、エア、1.3
って感じでした。
ちなみに、パワージェットはパーツリストが正しく、PWJ50×2でした。
交換したインナーパーツ一覧。
ニードル。
メインジェット。緑青ふいてますね。
こうやってぱっと見た感じだと、何となく変色はしているものの、そんなにひどくはないような気もしますね。
キャブの中身見たかったので、作業中に写真を撮ってもらうようお願いして、撮っていただいた写真を掲載しておきます。
キャブ外したところですね。年季の入ったバイクです(苦笑)。
取り外されたキャブ。汚いような、年季からすればマシなような。
キャブをバラしたところ。どっちがどっちかわかりませんが、思ったよりひどくないように見えます。
新しく組む直前。
あたらしく取り寄せたインナーパーツ類。金色の輝きくらいしか違いはわかりません。
洗浄後のキャブ内部。バラした直後の写真に比べるととても綺麗になっています。
どっちかわかりませんが組んだ後の様子です。
ボディ組み立て後の状態です。
写真見た感じの汚さからすると、
13 バルブ、ピストン、CA:1.5 ×2も交換してもよかったかもしれません。(パーツカタログ見る限りだと1個5,000円くらいの部品っぽい)
12ヶ月点検とキャブのOHからガンマが戻ってきました。
今回のキャブはオーバーホールだけで、特にセッティングを出しているワケではない(いわゆるどノーマル)のですが、ちょっとアクセル大きく開けただけで、ブワッとパワーが出てくる感じは、これまでと全然違う感じがします。
調子は平地走行の分でも明らかにいいです。
まあ、吸排気系はチャンバーのリング外し以外ノーマルですからね。メーカーの出した、いわゆるどノーマルのセッティングでそう大きく外れていることはないのでしょうか。
うーん。まじかー。
超スルドクフケあがる感じです。
ちょっと改善ぶりが予想を遙かに上回っていたので感動してしまいました。
ちなみに、
メインジェットが
250 260
のはずが、
250 270
のセッティングになっていたそうです。
チャンバーのリング外ししたときは特にキャブはいじってないはずなので、やっぱ、発売当初は 250 270 の設定で出荷されていたのだろう、と推測するのが自然のような気がします。
あとは、気圧の低いところと、高速を長時間走ってみて確認かな。
その後、伊豆スカイラインに軽く行くオフの際に、気温の低いトーヨータイヤターンパイクの終盤、大観山付近を走ってもまったくグズる気配もなく、パワフルに駆け上がりましたし、
2008スズキミーティングin浜名湖で中央道の標高の高いところを高いギヤでエコランしてても、全くカブる気配もなく、再加速も2ストらしいパワフルさでした。
ということで、距離を走ってたり、放置期間の長そうなバイクのキャブは、清掃だけじゃなくて、インナーパーツをリフレッシュするだけで、調子を取り戻すんじゃないのかな、と思った次第です。
さて、おこづかい帳ですが、今回のキャブのOHは、補修ではなく、消耗品としました。これぐらいの距離を走っていれば、ジェット類は「摩耗する」と考えたからです。
品名 | 数量 | 単価 | 金額 | 補修部品 | 消耗品 | その他 | 計 | 備考(品番、価格はパーツカタログ1994-5 6版での価格) |
これまで | 818,437 | 334,398 | 57,025 | 1211,780 | ||||
12ヶ月定期点検 | 1 | 18.000 | 18.000 | 18,000 | 18,000 | |||
ラジエータークーラント交換 | 1 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | ワコーズ製 | ||
ラジエーターブースター注入 | 1 | 1,500 | 1,500 | 1,500 | 1,500 | |||
キャブレターOH(同調等調整含む) | 1 | 25,000 | 25,000 | 25,000 | 25,000 | スロージェット脱着困難 | ||
メインジェット250 | 1 | 400 | 400 | 400 | 400 | 09491-50008 \280 | ||
メインジェット | 1 | 380 | 380 | 380 | 380 | 09491-52006 \280 | ||
エアジェット0.6 | 2 | 650 | 1,300 | 1,300 | 1,300 | 09493-60004 \550 | ||
ニードルジェット | 1 | 910 | 910 | 910 | 910 | 13383-22D00 \620 | ||
ニードルジェット | 1 | 910 | 910 | 910 | 910 | 13383-22D10 \620 | ||
ジェットニードル0-9 | 2 | 1,150 | 2,300 | 2,300 | 2,300 | 09494-00615 \880 | ||
パイロットジェット27.5 | 2 | 490 | 980 | 980 | 980 | 09492-27003 \430 | ||
ジェットスタータ50 | 2 | 330 | 660 | 660 | 660 | 09491-50006 \280 | ||
バルブアッシニードル | 2 | 2,150 | 4,300 | 4,300 | 4,300 | 13370-22D00 \1,900 | ||
Oリングニードルバルブシート | 2 | 170 | 340 | 340 | 340 | 13374-35C00 ← 13374-44080 \170 | ||
Oリング | 2 | 420 | 840 | 840 | 840 | 13251-26C00 \340 | ||
フロート | 2 | 1,700 | 3,400 | 3,400 | 3,400 | 13250-12C00 \1,450 | ||
ガスケットフロートチャンバ | 2 | 330 | 660 | 660 | 660 | 13672-12C00 \280 | ||
ジェットエア1.3 | 2 | 470 | 940 | 940 | 940 | 09493-26004 \380 | ||
ドライブチェーン調整・グリスUP | 1 | |||||||
スパークプラグ清掃 | 2 | |||||||
ケミカル及びショートパーツ | 1 | 1,500 | 1,500 | 1,500 | 1,500 | |||
計 | 818,437 | 403,718 | 57,025 | 1,281,100 | どこからか計があわなくなっています。スミマセン |
ホイールの塗装。次回タイヤ交換時にでも。
ドライブシャフト交換。ドライブシャフトのスプラインのガタが大きくなっている。次回チェーン/スプロケット交換時にでも
37,031km
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