Sideway With Γ

エンジンオーバーホール

SS900のセカンドバイクとしてのΓ購入で、結構ボロボロの状態でしたが、これまで走ってみて、特に大きなトラブルを抱えているワケでもなさそうだし、「2ストレプリカ、結構楽しいじゃん!」ってなわけで、これからも快調に乗れるようにエンジンをリフレッシュ、というつもりでエンジンのオーバーホールをすることにしました。あと、サスのオーバーホールができれば、とりあえずの範囲は出来たことになるわけですけどね。エンジンにあまりお金がかからなければ一緒に、かかるようなら次回に持ち越しで、と考えています。

11月30日、この日は朝から雨で、一日中家でゴロゴロしてるしかないかな?と思ったらやんだので、夕方、テクニカルガレージRUNにΓを預けに行きました。うーん。なにやら混雑ってほどでもないですが(失礼)、お客さんがいっぱい来ていて店員さんたちは大わらわなようです。ま、こちらは急ぐワケでもないので、バイクとか雑誌を見ながらのんびり待つことに。待っている間に、ということで、木内さんがちょうどリフトに上がってエンジンOH中のVJ23Aを見せてくれました。どうやらこのΓは腰下まで完全OHみたいですね。クランクのベアリングがイッてますね…。私は腰上バラしてひどくなそうなら腰上OHのつもりです。

「パワー、出てないですか?」

と聞かれたんですが、出てる状態というのがどのくらいだかわからないのでなんとも。一応6速10,000回転で170km/h出てまだ回りそうだったし(レブリミットまでは回さなかった)、特に不具合は出てないんじゃないかと思うんだけど、まあ、走行距離からピストンリングぐらいは換えてもいいかな、と。

「エンジンの掛かりわるいですか?」

とも聞かれましたが、始動は現車確認に行ったときから気合いのキック一発で、特に問題はないですけどね。気合い足りないとかからない(意味不明)ですが。まあ、キックが軽い(らしい)のは気になります。押しがけも簡単に出来ます。VT250FEの押しがけは結構大変だったので、やっぱ圧縮がある程度漏れてるんじゃないのかなあ、というのが一番の懸念です。

それと、やっぱり気になるのが2ストオイル。リッター500kmというのもあながち冗談じゃない減り方をしていて、ロングツーリングとかちょっとしにくいかな、って気がする。

そんなわけで一応、とりあえずやっとく項目は、

ピストンリングを交換

キャブOH

排気バルブをM型の新品に交換

リードバルブの板交換

あと、シートカウルのビスが1本ないのに気がついた。あとは、エンジン開けた段階で一度連絡もらって、それから詰めることに。

サスはスクーデリアオクムラに送ってフルメンテナンスしてもらうのがいいかなあ、と漠然と考えてるけど、調整機構が前後とも全くないのがちょっとね。

ちなみにR型のフロントは片側5万、リヤはオーリンズだと10万でしょう?SPサスの金額はまだ不明。

 

…ちょっとね。リヤオーリンズはリザーバータンクがつくのでちょっと見た目的に惹かれます。VJ22Aは右に2本のチャンバーが出ているので、左後方は何にもないんですな。

 

 

12月7日。今井さんに電話で聞いてみたところ、まだパーツを発注しただけらしい。12月6日はテイスト・オブ・フリーランスに出場して優勝されたそうで、オメデトウございます。まあ、それの前後ということもありますし、こちらもあんまり急いでいないので、また今度の日曜日以降ということで。

まあ、とにかく自分のΓのエンジンの中がどうなってるか見たいだけなんですが(笑)。

 

 

12月14日、エンジンの腰上を開けた、という連絡があったので、見に行ってきました。


下バンク(2番)側


上バンク(1番)側。写真撮り忘れましたが、シリンダヘッドのプラグホールのネジ穴がスゴイかじっちゃってます。多分、以前のオーナーが最初は手でねじ込まずにいきなり工具でプラグを押し込む人だったのでしょう。交換の予定。しかし、中古車は前のオーナーの使い方次第なので、前のオーナーから個人売買するならまだしも、そうじゃない場合はギャンブル性があがりますね。ある意味、友人からバイクを譲ってもらう場合はその友人の乗り方などもわかるわけで良さそうです。


排気バルブ部分。左のプーリーの部分で持って動かすと、ねっとりとした手応えです。しっかしきったないですね。


同じく上バンク側。こっちの方がまだ排気バルブの動きはいいですが、プーリーのスプリングの錆び方は強烈ですね。ま、排気バルブは4本とも交換の方針で。


ピストン。アタリがキツイので、交換を推奨とされましたが、問題は上バンクの方。


上バンクのピストンです。よく見てください。
ヘリが欠けてます……!!??
それに比べりゃたいしたことじゃありませんがその下の部分もだいぶ強くアタリが出ています。


下バンクもあんまり状態は良くないので、杉本さんならこの時点で2本のシリンダとも交換、ということです。


当然欠けたヘリがゴリゴリした側はメッキがはげてしまっているので、シリンダも要交換…。

ということで、上バンクは完全にダメ、下バンクもアウトな感じです。

問題は欠けたピストンの破片がどこにいったかですが、どっかでやんちゃしているかもしれません。

ということで、せっかくエンジンOHしてるんですから、こりゃ腰下まで行かないと怪しいです。

2ストがダメだこりゃな印象ならさっさと売り払ってセカンドバイク計画は頓挫して終了だったわけですが(売り払ってもあんま高く売れないんだよね…)、

「2スト、面白いじゃん!」

とか思っているウチはしょうがありません。

次回、腰下OHに続きます(泣)。ボーナス少ないのに…。

 

商品
補修部品
消耗品 その他 備考
これまで
42,992円
6,300円
945円
50,237円
42,992円
6,300円
945円
50,237円

見送り項目

1. 前後サスのO/H。(出来れば後期の金色のSPサスに交換希望)
2. キャブのO/H
3. プラグコードの交換。Splitfiteが装着されているんだけど、とりあえずノーマル戻しかな。ま、そのうちに。今のプラグの交換時期辺りがメドかなあ。
4. スイングアームの左エンドの痛み
5. エンジンのO/H

走行距離 24,276km

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最終更新日: 2018年8月13日

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