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L型の悲劇 The Tragedy of L

「L型の悲劇」とは、

広義には、

VJ22Aにおいて、L・M・N・P・Rと存在する形式のうち、
VJ21AからL型へメジャーチェンジののち、
L型からM型へのマイナーチェンジ時の変更点が非常に大きく、
L型と、それ以降のMNPR型とのVJ22A間での互換性が著しく低いことに伴う、純正流用のしづらさなどを指します。メンテナンス用のパーツもL型と、それ以降で品番が違っていたりします。

つまり、L型はプロトタイプ的な問題を抱えてて、M型で完成を見た、というかですね。まあ、1年ごとにモデルチェンジ合戦だったレプリカブームのさなかのことですからいいですけど。私は当時のオーナーではないことですし。

参考:サービスガイドの追補版のページ数

モデル サービスガイドのページ数
L→M 22ページ
M→N 2ページ
N→P 8ページ ※
P→R 1ページ

※ N→Pのマイナーチェンジ時は、自主規制で40馬力になったり、への字スイングアームが廃止されています。N以降の変更の少なさもL→Mの変化の激しさの対極にあると言えるでしょう。

M型へのマイナーチェンジ時の大きな変更点とは、

排気バルブの脱落防止のための改良 これは後半の「狭義」の部分で紹介します。

シートカウル周りのルックス向上(!!!)、コレに伴いボディ後半はカウルだけにとどまらず、シートレールやタンク、シートロックのキーの取り回しなど、全部別物になってしまいました。M型以降のシートカウルにしたい場合はかなりのパーツを移植しなければなりません。まあ、移植できるだけマシではありますが。

フロントフォークのアウターの変更 フォークごと交換すれば関係ないですが、オーバーホール用のパーツは別品番になります。

キャブのソレノイド周りの配管の変更 アプリリアRS250化したほうが良さそうなので気にするほどでもないかもしれませんが。M型以降と異なっています。

スイングアームの変更(N型より) これはガルアームとの権利のトラブルとかどこかで書かれていたような。

などがあげられます。

狭義には、

L型の排気バルブのスライドピンが細いため、
走行距離と排気バルブのメンテナンス状態により、
スライドピンにガタがきて
排気バルブがシリンダー内に脱落することがあることを差します。脱落というより、飛び出してピストンにヒットするワケですが。
(これは、M型以降改良されて脱落しにくくなっているようです)

オークションなどで中古のL型を購入した場合、すでにこの症状が発生していることも多々あり、排気バルブが破損していないか、ちゃんと作動しているか、対策品に交換済みか、まずは確認が必要です。

もちろん、M型以降でも脱落することがまったくないわけではないので、M型以降だから安心、という話ではありません。(持病的に持っているよりはマシですが)

きりしまのガンマの状況は、エンジンOHのくだりに写真付きであります。

最終更新日: 2018年8月12日

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